妊婦のお仕事について

妊婦でも通常は出産ギリギリまでお仕事ができると言われています。
悪阻など身体の調子が人によって違うので何とも言えませんが、
実際、ギリギリまでしている方は多いです。

ただ、私のお仕事は
山のガイドです。
トレッキングとランニング。

4週目くらいで妊娠が発覚して、
病院に行って聞いてみたら、
「山のガイドはできることならやめた方がいいけど、、、
やるなら自己責任でしてください」
と。。。言われてしまいました。

強制的ではなかったにしろ、
”そんな〜突然・・・”と思い、
ネットで調べたり、文献みたり、
いろんな方に相談したりしました。

「最初の内はリスクが高いけど、
それは母体の影響ではなく、赤ちゃん自身の問題が大きい」
ということがわかりました。
”母体が何しても元気に育つ子は育つ”
あとは自分の気持ちにどう折り合いをつけていくかだけ。
ということがなんとなく腑に落ち、
私はたくさんの意見を受け入れ、
でも自身の信念をもって仕事をすることにしました。

すぐに止めることのストレスの方が
身体に悪い影響を与えると思いました。
身体と相談し、
私の気持ちが納得のいく最良の選択をしました。


ランのお仕事は残念ながら他の方にお願いしました。
登山ガイドのお仕事は大幅に本数を減らしてやることにしました。

連チャンでお仕事が入らないように。
身体に負担をかけないように他のガイドさんに任せられることは甘えさせてもらって。
一人ガイドにならないように他にもガイドさんを頼んで。

妊婦には歩くことがいいと言われているのになぜ不安を感じるか。
それは荷物にありました。
歩くことはぜんぜん問題ないと思っていたのですが、
登山ガイドのお仕事はロープなどレスキュー用品が入っており、重たいのがすごく気にかかっていたのです。
重い荷物が身体に負担がかからないか。。。

私のお仕事に対するスタンスは
”やりがい”
に尽きます。
山に関われて、人と関われて、
すごく楽しいし、すごく好きです。
いつも顔を出してくれる常連さんや
シリーズできてくれるお客さんのガイドができなくなるのが悔しかったです。
せめて納得のいく形で伝えれることは伝えておきたいと思いました。

それで、4ヶ月目に入ったころまで続け、
あとは他のガイドさんに以降を任せることにしました。


結果、身体は問題なく充実したお仕事ができ、
ストレスなく赤ちゃんを思っていられて、
納得がいった上で産休に入ることができました。

今は
復帰してまた、お客様に会えるのが楽しみです


すぐにお仕事止めるも、ずーと続けるも、
最後は自分自身の身体に聞いて、
自分が納得できる選択ができるかが大事なのではないかと思いました


仕事はそれぞれ、人もそれぞれ、
いろんなスタイルがあっていいのではないでしょうか
2014/08/12(Tue) 17:35:47 | 日記

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hiroko
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