”愛”

私が最も尊敬する人、南島詩人・演出家:平田大一さんの話を聞いてきた。
沖縄で行われている子供たちの舞台がこの8月東京にやってくる。
そのキャンペーンのために沖縄から来たのだ。

彼は妬けるくらい輝いていて、
悔しいくらい感性という才能に溢れている。
最大限に“すごい”人、ほんとにステキな人。
とにかく彼が話せば、人はどんどん引き込まれて
心地よい刺激と、大きなパワーをもらう。
表現するのは難しいのだけど、
こんなにも惹かれるのは彼が“愛”に溢れた人だからなのかもしれないと思う。
沖縄を愛し、子供たちを愛し、伝統を愛し、人間を愛し、人生を愛す。
たくさんの人に愛されていて、たくさんの人を愛している。




最近読んだ本に、
「アンデスの奇蹟」ナンド・パラード&ヴィンス・ラウス著
がある。
大学生ラグビーチームのチャーターした飛行機が南米アンデスの高山に墜落する。
奇跡的に32人が死を免れたが、その後極寒と飢餓で苦しまれる。
最終的に2人が10日間かけて過酷な雪アンデスを越え、脱出に成功する。
救助隊が生存者を救助したのは墜落から72日後のことだった。
この壮絶な事件を当事者のナンド・パラードが、彼の主観で綴ったノンフィクション本だ。

死を目の前にぶら下げられながら、
でも強い“生きる“思いで生き抜いたナンドが言った言葉がある。
「“死”の反対語は“愛”なのだ。」
「故郷への愛、父への愛、未来への愛・・・
愛があれば苦痛と恐怖の中から貴重な意味を引き出すことができるのだ」と。
彼は”愛”に救われた。




平田さんの公演の最後に、彼の友人の歌手:成底ゆう子さんが歌った。
♪「ふるさとからの声」
夢を追いかけ沖縄から上京してきたが、挫折を味わう。
そんな時、家族からのいっぱいの愛に救われる。
その気持ちを歌った実体験の曲だ。
全身が震えるくらいに涙が溢れてきた。
自分の親を想い、自分の心がオーバーラップし、
激しく琴線に触れたのだ。
彼女もまた“愛“に助けられた人だった。



“愛”が人生を豊かなものにする。
私も、愛に溢れた人生を送りたいと思う。


たくさんの人に“愛”を感じてもらいたいとも思う。
一度、平田さんの作り上げた舞台を見てみて欲しい。
とにかく観ればわかるはずなんだ。




★現代版組踊「肝高の阿麻和利」&「オヤケアカハチ」東京公演2009★

第一弾:「肝高の阿麻和利with東儀秀樹」
 日時:8月19日(水)18:30開場 19:00開演
料金:RS席6,500円 S席5,000円 A席4,000円 B席3,000円

第二弾:「肝高の阿麻和利」マチネ公演
日時:8月20日(木)12:30開場 13:00開演
料金:RS席4,500円 S席3,000円 A席2,000円 B席1,000円

第三弾:「肝高の阿麻和利」通常公演
日時:8月20日(木)18:30開場 19:00開演
料金:RS席5,000円 S席3,500円 A席2,500円 B席1,500円

公演名:現代版組踊「オヤケアカハチ〜太陽の乱」
日時:8月21日(金)18:30開場 19:00開演
料金:RS席5,000円 S席3,000円 A席2,500円 B席1,500円

場 所:東京厚生年金会館(東京都新宿区新宿)
申 込:お名前/ご連絡先/ご住所/公演日/枚数をご記入の上メール返信。
    info-tokyo2009☆xvb.biglobe.ne.jp(☆=@マーク)
2009/05/30(Sat) 22:23:36 | 日記

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